いまさらに父に逆らふ忠通に堪忍袋の緒は切られけり

【藤原摂関家の内紛】

 

為義(ためよし)の武力を用ゐ忠通の氏の長者の「印(しるし)」を奪ふ

*久安六年九月二十六日、忠通宅を押収し、氏の長者の印である「朱器台盤(しゆきだいばん)」を奪う。

 

忠通と縁を切つたりこれよりは頼長を氏の長者と為(な)さむ

※本記事は、2013年2月刊行の書籍『花と散りにし』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。