木枯らしに尾花ほほけて立ち尽す 刈らねば寂しき庭のおもかげ

 

咲きみつる枇杷の白花鵯がきて 目白が来てをり持ち歌うたう

 

午後三時ビルのさえぎる冬至の陽 日かげの差す道帰りを急ぐ