豌豆のさかりを過ぎし白花の
みどりの豆の莢が成りゆく
蟹星雲 亡びし後をあをあをと
光る姿をハイビジョンは映す
*春の星座 蟹星雲。1054年の超新星爆発。いまもその残骸は宇宙に残されている。
冬眠よりさめし蛙がのそのそと
土より出でて池に入りゆく
※本記事は、2018年11月刊行の書籍『歌集 風音』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
歌集 風音【第6回】
何気ない日常にある幸せを探しに。
優しい風を運ぶ短歌集を連載でお届けします。
豌豆のさかりを過ぎし白花の
みどりの豆の莢が成りゆく
蟹星雲 亡びし後をあをあをと
光る姿をハイビジョンは映す
*春の星座 蟹星雲。1054年の超新星爆発。いまもその残骸は宇宙に残されている。
冬眠よりさめし蛙がのそのそと
土より出でて池に入りゆく