山岳事故で亡くなった息子・サクラの最期の地を訪れたい―。 事故から約一年、岬明純は家族とともにサクラが発見された場所に行くと決めた。 その一年間、家族はどのように過ごしてきたのか。 また、サクラ亡き後どのように生きていくのか。 家族のやり場のない悲しみ、悔しさと、サクラへの愛を描いた感動の物語。