柿崎 輝彦

昭和三十三(一九五八)年生まれ。武蔵工業大学卒業。十代で忠臣蔵と出合い元禄赤穂事件に傾注する。以来、赤穂浪士の書簡や関連書籍を読み漁り、全国に点在する所縁の地を巡り造詣を深める。なかでも二十代の時に触れた萱野三平の遺書に衝撃を受ける。ライフワークは主君浅野内匠頭の切腹に際して、家臣等はそれぞれの立場においてどうあるべきであったかを突き詰めること。

掲載記事

書籍

  • 忠臣蔵の起源
    柿崎 輝彦
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    歌舞伎を代表する人気の演目「仮名手本忠臣蔵」。殿中松之廊下や赤穂浪士の討入りなど数々の名場面で彩られたこの演目はいかにして完成したのか。著者は、竹田出雲、並木千柳、三好松洛による合作とされてきた通説に異を唱え、近松門左衛門の作とする新たな説を提唱する。綿密な取材と文献資料をもとに、国民的劇作であり、歴史的事実としても知らぬものはいない、忠臣蔵の真実に迫る。