胸元を勾玉あをく装ひし 遠世の出雲の女性はいづくぞ

 

牛突きの角のするどさ勢ひたち 音ひびかせて角突き合はす

 

牛突きの突かれて退く牛の眼に ふと見し涙のしづくを思ひぬ

※本記事は、2019年9月刊行の書籍『歌集 秋津島逍遥』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。