啓蟄はよき日和なり菜園に
人いでて鍬を打ちはじめたり

 

秋蒔の菜種は冬を越して咲き
黄の花むらにわがこころ寄る

 

いっせいに萌黄に芽ぶく里山に
入り来て仰ぐうるはしきかな

※本記事は、2016年7月刊行の書籍『歌集 旅のしらべ 四季を詠う』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。