Ⅰ.人間の最大の死亡原因は何か?

3 人間の大半は、腹壊しとカゼで死ぬ

そうだとすると、ここに記したことの持つ意味は極めて大きく、それこそ医学界における一大発見である可能性もあることになってくるわけです。

なぜかと言うと、現在の両発作に対する医療は、その真の根本原因を明らかにしたもとで行われているものではないからです。

すなわち、両発作が成人バージョンの引きつけであるならば、引きつけ治療に必須の処置として極めて素晴らしい治癒成果をあげ得ている浣腸が、成人の両発作に対する治療においても、積極的に実践、活用されなければならないということになるはずなのです。

ところで、我が国では、引きつけが原因で亡くなる子供はほとんどいませんが、両発作によって亡くなる人は、2011年度で32万人にものぼるという実状にあります。

さて、引きつけと両発作との年間犠牲者数の間に、かくなる絶大な差異が生じる理由はなんなのでしょうか。

父は、このことの原因の一要素としては、これらの病気罹患者の血管の質に根本的な差異のあることに起因すると結論付けています。

すなわち、小児の血管は動脈硬化を全く生じておらず、非常に健康で柔軟な状態が維持されています。片や成人の血管は高度に動脈硬化を生じるなどして、その柔軟性は失われ非常に硬く脆くなっているのです。したがって、血管系にかかる圧力に突如として激烈な変動が生じた際に、血管が柔軟であればその変化になんとか対応し得るのに対して、血管が脆くなっているとうまく対応し切れずに破綻を来し、莫大な数の犠牲者を生むことになるのです。

このことに加えて、小児の引きつけの大半は、その発症条件が少しの発熱や疲労や食べすぎなど比較的軽度かつ単純なものであるのに対し、成人の両発作の場合は、発症条件が高度かつ複雑なものであるケースが非常に多いという差異のあることも深く関係していると父は判断していました。

ところが現在、両発作の治療処置としての浣腸は全く行われていないのです。

そこで、ここに示しました父の研究成果が、両発作の根本原因を明らかとしたものであるならば、両発作発症時にその根本療法の処置として浣腸を行うことによって、これまでとは全く異なる素晴らしい治癒成果が得られるようになり得るのではないでしょうか。

いやいや、ここに述べましたことが真実であるとすると、その答えがわかってしまうと余りにも意外、余りにも簡単、単純、明快、まるで、「コロンブスの卵」の逸話の再現のように感じる人さえおられるかもしれません。中には、非常に混乱される人もいるかもしれません。

そこで、このことに関する真実を心底から理解、納得していただくためには、さらなる詳しい根拠となる情報を次の章で示そうと思います。

※本記事は、2020年3月刊行の書籍『殺人うんこ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。