捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

山﨑 收一
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2020年6月23日
ISBN 9784344928800 判型 4-6252ページ
価格1,300円+税
ネズミにも感情がある?!
古くから人は、ネズミを捕獲するためにさまざまな仕掛けを考案してきた。しかしながらクマネズミだけは、そのいずれをもってしてもほとんど捕まえることができずにいる。それは何故なのか。新たな捕獲具を開発するため、約10年にわたりネズミの行動観察を続けた著者による、興味深い出来事と発見の記録。
目次
  1. 第1部 捕獲具開発
  2. 1章 はじめに
  3. 2章 開発に至った経緯とその目的
  4. 3章 仕掛けとその効果
  5. 1 ネズミに靴を履かせる作戦
  6. 2 ネズミに靴を履かせる作戦2
  7. 3 シーソー板を内蔵した1匹取りの仕掛け
  8. 4 餌付け機能を備えた1匹取りの仕掛け
  9. 5 複数匹捕獲具の開発
  10. 6 新情報の入手
  11. 第2部 ハツカネズミの捕獲例
  12. 1章 ハツカネズミの前期捕獲とその観察結果
  13. 1 捕獲の詳細
  14. 2 鶏舎での捕獲と観察結果
  15. 3 物置小屋での捕獲と観察結果
  16. 2章 謎解き作業
  17. 3章 平均的なハツカネズミ集団の姿
  18. 1 とても重要なグラフ
  19. 2 頭胴長について
  20. 3 集団内の母親の数と幼個体の数
  21. 4 下向きの2列の弧
  22. 5 繁殖状況と個体数の変動
  23. 6  雌だけの個体群と物置小屋で捕まえた雌群は同じ集団なのか?
  24. 7 雌だけのネットワーク
  25. 8 パンの出現と計画出産の崩壊
  26. 4章  ハーレム内での母親たちと幼個体たちの関係
  27. 1 子育ての重要性
  28. 2 母親の役割
  29. 3 幼個体たちの行動
  30. 4 捕獲具の欠陥
  31. 5 新しい仮説と解けた2つの謎
  32. 5章 集団内でのハツカネズミの行動
  33. 1 捕獲するに当たって餌付けが15日も必要だった謎
  34. 2 大きい集団が空白期間を挟んで2つに分かれた謎
  35. 3 新情報の入手
  36. 前期捕獲のまとめ
  37. 6章 奈良市内の住宅地での捕獲例
  38. 第3部 後期の捕獲
  39. 1章 後期捕獲の詳細と観察結果
  40. 1 鶏舎での捕獲(後期)
  41. 2 物置小屋での捕獲
  42. 3 事務所での捕獲
  43. 4 ペットハウスでの捕獲
  44. 2章 データの整理と謎解きの再開
  45. 1 雄が捕獲されない期間は何故出現したのか
  46. 2 雌だけの個体群についての謎
  47. 3 奈良市で捕獲した個体群の解釈
  48. 4 鶏舎後期に後で捕まった個体群の解釈(クーデター?)
  49. 5 新情報の入手
  50. 6 謎解きの楽しさと重要性
  51. 後記

掲載記事

著者詳細

山﨑 收一
1945年3月、大阪府豊能郡で生まれる。大阪市在住。大阪府立大学農学部卒。過去に出版経験なし。