「この男が売っ払ったっていう元彼か」不躾(ぶしつけ)な呟きに、反射的に言葉を被せる。「どうして戻ってきたの?」「君に頼まれたのは『ちょっと出てって』とそれだけだから、いつこの部屋に現れようと僕の勝手だろう」悪魔は掛橋くんから視線を逸らすことなく答えた。その声音はやっぱり面白がっている。「そもそも君の言葉に従う義務も、僕にはないんだし」「じゃあ最初からそう言ってよ」きちんと対応を考えられていれば、…
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小説『人生の切り売り』【第5回】亀山 真一
コンプレックスである大火傷の痕。悪魔は「大事に取っておいたんだ?」と冷たく言った
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小説『俺たちのアビリティフォース』【第20回】藪坂 りーた
あの時の姿になれた!力を手に入れたレッカは憑依生命体へと立ち向かう!
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小説『勇者2人の最強パーティー』【第9回】有木 和人
「四足歩行の生きた恐竜の化石」の討伐で生きるか死ぬかの瀬戸際に本能が目覚め…
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小説『恋愛配達』【第15回】氷満 圭一郎
配達票にサインすると、彼女は思案するように僕の顔を見つめ「じゃあ寄ってく?」と…
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小説『ギャッパーたちの群像』【第14回】棚小路 蔵人
父が亡くなり遺言の内容とそれを認めてくれた本妻に感謝の気持ちが湧いてきて…
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小説『第三のオンナ、』【第18回】椎名 雅史
「昨日どこそこにいたよね?」問題が再燃。その人、私じゃないのに信じてもらえず…
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小説『透視男』【第8回】上田 晄暉
俺の視線を一度そらすと、ひと呼吸おいて視線を戻し「好きですよ。山沖さんのこと」と…
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小説『善悪の彼方に』【第8回】叶浦 みのり
友人の実家が放火されて全焼! 周囲が空き家の中目撃者を探そうと…
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小説『ラガーマン ジャッカル翔』【第14回】上山 照
襲撃された王子と王女。テロ対策を強化しているロンドン警察は面子をつぶされて…
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小説『人生の切り売り』【第4回】亀山 真一
不意に彼が、こちらへ向かって手を伸ばした。冷たい指先が顎を捕まえ、そして唇に…。
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小説『俺たちのアビリティフォース』【第19回】藪坂 りーた
破壊活動を繰り広げる憑依生命体。初試合は勝負にさえならず…これから汚名返上だ!
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小説『勇者2人の最強パーティー』【第8回】有木 和人
自分達は簡単に死んではいけない存在…母のような院長の言葉に「!!」
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小説『恋愛配達』【第14回】氷満 圭一郎
覗き込むような上目遣いでドアから顔を出し、「あら、いらっしゃい」と僕を迎え入れた
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小説『ギャッパーたちの群像』【第13回】棚小路 蔵人
彼は本当に亡くなったのだろうか。こんな紙切れ一枚では真相は分からない…
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小説『第三のオンナ、』【第17回】椎名 雅史
「――三人めに会うと死ぬ」。わたしと瓜二つの第三のオンナとは…
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小説『透視男』【第7回】上田 晄暉
童顔のアシスタントにぞっこん。ミスをかばったが事態は悪化してついに課長に…
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小説『善悪の彼方に』【第7回】叶浦 みのり
放火の場合、怨恨か変質者などによる放火か、だいたいどちらかに分類されるようだが…
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小説『ラガーマン ジャッカル翔』【第13回】上山 照
ミッション失敗で植物人間状態!? 引き起こした大混乱でTVのトップニュースに
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小説『人生の切り売り』【第3回】亀山 真一
独身アラサー女の私の部屋に、突然年下のイケメンが転がり込んできて…。
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小説『俺たちのアビリティフォース』【第18回】藪坂 りーた
「チーム」の目的はSPHの真相を掴むこと。クラスメイトはそんなチームの一員で…