竹中 寛

熊本県出身、東京都葛飾区在住
1965年 都立北豊島工業高校卒業、ブリヂストンタイヤ株式会社(現 株式会社ブリヂストン)入社
1970年 日本大学理工学部夜間部卒業
1975年以降 中近東、北アフリカ、欧州に計14年間駐在
その後 オーストラリア、南アフリカで9年間現地法人の代表取締役社長を歴任
2007年 定年で帰国後、継続勤務傍ら文学を志。塩見鮮一郎、八覚正大先生に師事
2009年(株)ブリヂストンを退社
2010~2016年 三井物産パッケージング株式会社 技術顧問
著書に「濡れた石畳」(幻冬舎 2018年)がある。
賞歴 文藝思潮エッセイ社会批評賞(2014年)、文藝思潮銀華文学賞佳作(2019年)

掲載記事

書籍

  • アパルトヘイトの残滓
    竹中 寛
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    人種差別撤廃は、スタートラインに過ぎない――。
    黒人の地位向上に腐心する2000年代の南アフリカ。人材の多様化と成長への隘路に挑む、ある商社員の物語。総合商社に勤める高倉は、子会社であるマキシマ社の再建を担い、社長として南アフリカに赴任する。人種隔離政策(アパルトヘイト)廃止から十年。そこで目の当たりにしたのは、格差と人種差別のない理想の社会の実現には程遠い現実。業績回復途上の会社に突きつけられる政府からの命題。それは、私企業に黒人の資本参加や管理職登用などを事実上義務付けるものであった。
    2019年ラグビーW杯優勝国・南アフリカの葛藤から世界のリアルを描く、社会派ビジネス小説。