高校3年生のシート観察

次に、高校3年生のシートを見てみる。

本学部において2015年度から、AO入試の出願前の段階で「事前講義」というイベントが行われるようになった。この講義は毎年6月に4~5回実施され、出願を考えている生徒はそのうち2回以上受講しなければならない。

そこにおいて参加者に作成を義務づけたものが、図表1から図表4で示したシートである。

写真を拡大 [図表1] Cさん(高校3年生)のレスポンスシート(その1)
写真を拡大 [図表2] Cさん(高校3年生)のレスポンスシート(その2)
 
写真を拡大 [図表3] Dさん(高校3年生)のレスポンスシート(その1)
写真を拡大 [図表4] Dさん(高校3年生)のレスポンスシート(その2)

事前講義は1回3時間程度行われ、その時間配分は次のようになっている。

まず提示されたデータを加工(電卓で計算)する。それをシートに転記するのと同時に、加工したデータを折れ線グラフにする。ここまでを1時間程度で仕上げてもらい、グラフの背後に隠れた事項について1時間半程度かけて解説する。なお、作業と解説の時間配分は講義内容に合わせて適宜組み替えている。

そして、残りの時間で講義内容を文章でまとめる。本章で紹介するさまざまなシートの中では唯一その場での完成を義務づけたものである。