ある日、小学生の我が子が持ち帰ったプリントは、停学処分の案内でした。

「お子さんたちが学校にナイフを持ち込んだので、停学にいたします」

停学は2日間。アメリカの学校は入学時に宣誓書にサインをするのですが、

「友達を故意に叩いたり押したりしません」

「学校にナイフを持ち込んだら停学処分になります」

と書かれており、それに同意した上での処分でした。日本で停学になるのは、高校生が受ける処分という認識しかなかったので、義務教育の子供が処分を受けることは相当なショックでした。

持ち込んでいたナイフは鉛筆を削るためのカッターで、床に落とした筆箱から出てきたということでした。2人の子供が停学処分を受けることは仕方ないことだったのです。