私がいなくなるしかないのである。なんという結末なんだろう。せっかく馴染んだ職場を離れ、仲良くなった仲間と離れることが悲しくて仕方がない。しかし、

「そんなのお前の勝手な都合だろ!」

と、冷たく言われて終わる。

「は? 仲間? お前が信じた仲間とやらの結果がこれだろ? 自分のやったことを正当化して被害者ぶるのもいい加減にしろ!」

とどめを刺された。私は目を閉じて電話を切った。あまりのショックに、それ以来私から笑顔が消えた。お客様の前では無理やり笑顔を作るが、目が死んでいるのが自分でもわかる。

一つ言いたいことがある。そこまで侮辱される筋合いはない。