1章 つらいことは自分で乗り越えろ

子供おいくつ

「お子さん、おいくつですか?」と聞かれることがあります。「すみません。子供いないんですよね」と僕は答えるしかありません。実際に子供がいない夫婦でしたから。

だけど、日本人なんだなぁと思うのは、子供いないって答えるのに「すみません」を付けていることです。何に対して「すみません」なのでしょう? 自分で言っていておかしくなっちゃいます。

あなたは想像してください。ここに皿にのっている梅干しがあります。そう柔らかそうな赤い梅干しが二つ皿にのっています。あなたはそれを想像してどう感じましたか? 

さあ梅干しを想像してみてください。はい終了。多分あなたは口の中に唾液がいっぱい溜まっているのではないでしょうか?

そうなのです、これってイメージですよね。僕のイメージはどんなものか、他人からよく言われるのが「穏やか」「癒やし系」「家族円満」「子煩悩そう」「子供が好きそう」と言われます。僕にもイメージがあるのだなと感じます。だけど実際には子供はいません。

梅干しはすっぱいイメージがありますが、食べてみて甘かったらどうですか? 「お子さんお元気」と言われても、何とも答えようがないのです。

いやイメージですから、イメージ通り僕は生きていないのですよね。子供がいるイメージなのでしょうが、イメージ通りじゃなくて「すみません」なのでしょう。

つまり、僕は「あまーい梅干し」なのです。だけど子供が欲しくなかったわけではないのですよ。欲しいものが全て手に入るとは限らないのです。

変化を楽しむ

何かが起こる。それって当たり前なのです。離婚につながる原因も起こるのです。

起こったことは変えることができない。過去に起こったことは変えることができない。関ヶ原の戦いはご存じのとおり、東軍の勝利に終わりました。これは変えることができない事実です。

また、高校野球で地元の代表を応援するという人もいるでしょう。その地元の代表が負けたときにあなたは落ち込み、「あそこはスクイズだろう」と言いますが、あなたが過去に戻り、監督に「ここはスクイズですよ」とは言えないのです。

過去は変えられない。だけど未来は変えることができると思います。

監督も采配のミスを認め、選手の強化を図り、翌年も甲子園に出場し、見事全国制覇するかもしれません。

離婚も一緒です。「あの時、妻にこう言っておけば」「あの時、行動に移していたら」離婚につながる原因は過去にあり、過去に戻ってそのことを変えることはできないのです。当たり前ですがそうなのです。

しかし、未来は変えられます。そして、あなたも変わることができるのです。あなたがあなたを変えるのです。あなたが未来を変えるのです。あなたが決めていいのです。

※本記事は、2019年6月刊行の書籍『「つらい」と思っている人へのエール あなたは本当に魅力的な人間ですね』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。