大学,大学院時代の経験からつかみ取ったこと

1─近畿大学理工学部時代を振り返って

学生の本業である学業(講義・実験など)は大変厳しく試験も難しく,留年(約30%以上)してはいけないと思い,「絶対に休まない,最前列で講義を受けること」を信条にしてやってきました。

教職の免許を取ることも目的だったので履修システムを調べたところ,とても理科・工業の両方を取るには時間的,カリキュラム的に非常に困難であることが分かりました。あきらめてはいけないと思い,他学部や夜間(第2部)の講義を受けに行きました。

理工学部で教職を履修し,教育実習まで漕ぎつけた学生は, 10%程度で,最終的に教員になったのは2,3名程度だったと記憶しています。

専門科目は落としてはいけないし,教職関係科目も履修しなければならない。その結果,専門系科目49科目120.5単位,外国語科目7科目14単位,一般教育教養科目11科目44単位,教職科目10科目30単位を取り,合計208.5単位にもなりました。

卒業の時,理工学部長賞の候補に上がりましたが,「優もたくさんあるけど可もあるな。プラスマイナスすると今一歩だったね」と先生方より言われ,その時単位を取り過ぎたと思いました。これが卒業時の思い出の一つです。