流儀三 ネット集客を意識した戦略をもて

01 ネット検索でヒットしやすい物件をつくるのが原則

入居者募集に欠かせない不動産情報ポータルサイト

いまや賃貸物件の入居者を募集するには、インターネット上の不動産情報ポータルサイトの利用は欠かせないことは既に触れた。とくに単身者向けのマンションやアパートに限れば、賃貸住宅をさがしている人のほぼ全員が、まずこうしたポータルサイトで自分の条件に合った物件を検索することになる。

そして気に入った条件の物件があれば、そこから各不動産会社のホームページに入っていき、メールで問い合わせをしたり、電話をかけたりといった行動に出る。したがって、まずあなたの所有する単身者向け賃貸住宅の情報が、こうしたポータルサイトに賃貸物件として登録されていないことには話がはじまらない。

細かな検索ワードとのマッチングが重要

不動産情報ポータルサイトで検索したことのある人なら説明するまでもないが、自分の条件に合った賃貸物件を検索する際には、まず希望の家賃や最寄り駅、間取りなど基本的な条件を入力する。そのあとポータルサイトが用意しているチェックボックスをクリックして細かな希望条件を入力していく。

たとえばホームズでは、位置について「1階の物件2階以上 最上階 角部屋 南向き」などが選べるほか、条件として「楽器相談 事務所可 二人入居可 女性限定 高齢者歓迎ペット相談可 保証人不要 特優賃(特定優良賃貸住宅)等の項目がならんでいる。ほかにもキッチン、バス・トイレ、セキュリティ、冷暖房、設備・サービス、放送・通信、駐車場・駐輪場、その他などの項目があり、それぞれ細かな条件を選ぶことができるのだ。これら入居者が希望する細かな条件を満たした物件が、検索結果として表示される仕組みだ。

サイトのチェックボックスの項目が物件づくりのキーワード

逆にいえば、このチェックボックスの項目をより多く満たす賃貸物件をつくれば、新築時はもちろん空き部屋ができたときも多くの人に検索結果としてみてもらえる確率が増えるということだ。露出度が増えれば、当然、成約率もあがるわけで、大家さんとしては笑いがとまらない。

つまり不動産情報ポータルサイトの検索画面にでてくるチェックボックスには、賃貸住宅を企画するうえで貴重なキーワードが溢れているということなのだ。スーモやホームズなどインターネットのポータルサイトでは、つねにユーザーの動向を分析してチェックボックスの内容を更新しているから大家さんとしては見逃せない。

※本記事は、2020年5月刊行の書籍『年収400万円でも大家になれる 工務店社長が教える5つの流儀』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。