敬明と別れた帰り道、わたしはあることを思いつき、遠まわりして図書館へ行ってみようと思った。『告壇』を見たかったのだ。わたしは婦人雑誌以外は読まなかったが、学校へ通っていた頃は、たまにだが、図書館で本を借りて読んでいた。新聞はまともに読んだことはないが、なにが書いてあるかぐらいはわかる。たぶん。 図書館へ行く途中、広場で男の人たちが集会をしているのを見かけた。労働者の集会らしかった。『勝手に賃金を…
コンテスト大賞作品の記事一覧
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小説『天命愛憐』【第7回】せと つづみ
「社会を変えれば、貧しい人たちは救われる」労働者の集会で…それって本当?
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小説『標本室の男』【第8回】均埜 権兵衛
長身でにやけた三流役者といった風貌の三十一歳の医師は看護師の質問をはぐらかし…
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【第2回】喜田村 星澄
おばあちゃんがシロナガスクジラはいつ帰ってくるのかとしきりに聞いてきて…
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エッセイ『ALSなんか怖くない』【第16回】堀内 昌子
【闘病記コンテスト大賞】「父親・命」と必死になって介護する娘。ストレートな命の期限の質問に…
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エッセイ『中学最後の決断』【第3回】新澤 唯
美しい街並みのナポリへ。しかし、道路はゴミだらけでカルチャーショック
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エッセイ『貧しさは人生の花』【第14回】伊藤 フサ子
父が56歳で亡くなった…。先生と友達が来てくれてしばらく大声で泣き続けてしまった
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【新連載】喜田村 星澄
「真面目に聞いてほしいんだけど」そう切り出した両親から、ショックなことを告げられ…
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小説『天命愛憐』【第6回】せと つづみ
入院中に訪れた怪しげな記者。警察官の友人に訪ねると「関わらない方がいいよ」
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小説『標本室の男』【第7回】均埜 権兵衛
長年あの小学校で標本として暮らしてきたがもう嫌になった。元々出番などないし…
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俳句・短歌『バーの二階で』【第6回】田中 龍太
句集『バーの二階で』より三句
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エッセイ『ALSなんか怖くない』【第15回】堀内 昌子
【闘病記コンテスト大賞】「いつまで生かせたいですか?」ショートステイ的に考えていた病院の医師の言葉に…
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エッセイ『中学最後の決断』【第2回】新澤 唯
航空機内で具合が悪くなった私。寝落ちから目覚めるとテーブルの上にあるものが…
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小説『海辺のレクイエム』【第2回】源 久
結ばれなかった彼女、自分を選ばなかったことへの後悔はないのだろうかと今更ながら…
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エッセイ『中学最後の決断』【新連載】新澤 唯
学校の人間関係が嫌で不登校になっていた中学時代。祖母のある言葉が私の人生を変えた!
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エッセイ『貧しさは人生の花』【第13回】伊藤 フサ子
すいとんを食べていたら七輪の下からメラメラと炎が! 煙と灰が噴き上がり…
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小説『天命愛憐』【第5回】せと つづみ
「貧しい人がいなくて、皆が平等の国」という言葉を聞いたときに感じた違和感
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小説『標本室の男』【第6回】均埜 権兵衛
骸骨にもグローバル化の波!?標本室にまで名声轟く医師に無茶なお頼いをしてきて…
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エッセイ『ALSなんか怖くない』【第14回】堀内 昌子
【闘病記コンテスト大賞】これぞまさに「介護の心」。随行者一同が絶賛したその中身とは?
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小説『くるくるさん』【最終回】まきの みそら
【絵本】くるくるかみのけは道具をさせたり、枕になったりとっても便利!
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俳句・短歌『バーの二階で』【第5回】田中 龍太
句集『バーの二階で』より三句