露おりて濡れたる青葉すがしけれ 窓を開きて又眠るなり

 

霧晴れて柿の葉照りのつやめける 裾原にして鳴けるもずの音

 

生垣の下枝の枯葉目にたちて 夕かげ寒く庭をうつろふ