スピーディーな改革

オーストラリアの教育制度は変わり方が早い。改革もスピーディー。あれよ、あれよと言う間に制度が新しくなるので、私のような研究者にとってはいささか困ることがある。

論文を書いているそばから制度が変更されたり、新たな政策が実施されたりするので、その都度原稿を書き直さなければならないからだ。

学校レベルでも改革はスピーディーに行われる。校長に与えられた権限が大きいので、良いと思われる方策は積極的に導入し、効果がないと判断すればすぐにやめる。

実施開始から数年でも思い切って廃止するのがオーストラリアのやり方だ。いつまでも過去のやり方に縛りついているなんていうことはない。

スピード感は日常的な対応にも見られる。中国の武漢でのコロナウイルス感染が日本で伝えられ始めた2020年1月、メール配信を登録していたブリスベンの学校から緊急メールが送られてきた。

コロナウイルスに関する情報と生徒たちの健康管理の徹底を呼びかける校長からのメッセージだった、日本ではまだ報道がほとんどなされていないときだったので、対応の早さには驚かされた。