比叡山の 山道下れば 野いちごと 小鳥の群に はたとたたず

 

二月堂を 赤く彩る 松明たいまつの 炎のゆらぎは 風神の吐息

 

春弥生 まだ肌寒く 二月堂の お水取りの火 我に飛び来る  

※本記事は、2012年6月刊行の書籍『日々、燦々と』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。