人を見つめる:改めて挨拶について

「挨拶は自分と相手の心の状態を伝え合うこと」
「生きていくためのエネルギーを交換し、与え合うこと」

小さな子供の挨拶は最高だ。元気な声を出して、元気さを表現できる。その声で親は安心する。まわりの人も楽しくなる。大人になっても、子供の頃の挨拶の心を持ち続けられる人は、たいしたものである。

挨拶はお互いのパワーの交換ができる。交換できない場合でも、相手にパワーを与えることができる。時に声を出すパワーがなければ、笑顔だけでもよい。

相手に笑顔を見せる余裕がないときは? 自分に向かって笑う気持ちで、微笑んでみる。すると、顔の筋肉、内臓の筋肉が緩みほぐれる。自分に元気を取り戻せる。

「苦手な人、相性が合わないと思っている人に対して、言葉が出てこないよ」と心配することはない。そんな場合でも笑顔は有効だ。かすかな笑顔でも、人は気づく能力を持っている。

身近な相手に複雑な思いを持っており、言葉で表現できないことがある。このような場合は、思い切って相手の体に触れることで不思議と通じる。

最近は、日本でもハグする人が少しずつ増えてきた。そのとき通じることを願い、意識することが大事だ。

例えば、自分の気持ちを真剣な握手に込めようとする要領だ。わだかまりが取れて、自分のストレスも解消される。

挨拶の相手は人だけとは限らない。ひとり暮らしの人、人口が少なくて一日に会話をする機会が少ない人、病気で家にいることが多い人も挨拶してみよう。

「朝」に対しても、挨拶できる。「グッドモーニング。美しい朝だ」。

子供の頃は、こんな会話もおかしいとは思わなかっただろう。勇気をしぼって挨拶した結果、心が通じなかった場合もがっかりする必要はない。自分の耳が必ずその声を聞いているから。