全くゲームをさせないというのは、難しいところもあるのかもしれません。ですから、タイマーなどを利用して時間を決めて遊ばせることが重要です。

ピアノやスイミングなどの習い事に通わせることも、ゲーム機から離す一つの手段です。そして、習い事をさせることにより、親御さんや担任以外の大人と触れ合い、コミュニケーションできる機会が増えるのです。

まだ、しっかりとした統計はありませんが、そういうお子さんの方が将来就職率が高いように思われます。お子さんのために生活環境を整えることは、発達障がいに拘わらず子育ての基本です。

【第39回】どうして…母親が「ADHDの我が子を叩いた」悲しすぎる理由で紹介したH君一家のように引っ越すというのは、なかなか大変なことかもしれませんが、ゲームの時間を減らして、昔ながらのトランプやボードゲームのような、コミュニケーションのある遊びを取り入れることはできるはずです。できることからコツコツと行っていくことが、お子さんの将来を明るく照らすことにつながります。