[図3]主な認知症のタイプででる代表的症状

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたために、今まで当たり前にできていたことができなくなり、生活する上で支障が出る状態をいいます。記憶障害・認知障害が根本(中核症状)なのですが、周りの人との人間関係に影響する行動や言動(周辺症状:BPSD、ビーピーエスディー)も大きな問題です。

認知症を引き起こす原因疾患は、脳変性疾患と脳血管障害です。変性疾患は脳細胞や神経間ネットワークがゆっくりとですが障害を起こすもので、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがこれに当たります。脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化症などによって起こるのが血管性認知症です。

[図4]健常な脳、アルツハイマー型認知症など変性疾患、血管性認知症
※本記事は、2018年5月刊行の書籍『改訂版 認知症に負けないために知っておきたい、予防と治療法』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。