考察・選手

11 キング(バロン)・コービンの、悪だがおっちょこちょいのキャラクターは面白い。

2019年5月4日(土)​

“ロウ”の元臨時GM。

元ボクシング王者。

元US王者。

元マネー戦の覇者。

カート・アングルを祭典の引退試合で倒した男。

そして自称、デモインの人気者。

その名は、バロン・コービンである。

最近は、2019年にKING of the Ring(キング・オブ・ザ・リング)というトーナメントを制した為、キング・コービンと呼ばれている(2020年1月5日現在)。

昔から、刺青(タトゥー)だらけのスーパースターだったが、最近はその刺青を長袖のシャツなどで隠して試合をしている。 以前は、水に濡れたような長い髪の毛、ロン毛だったが、WWEからの指令なのか、バッサリと剃り、スキンヘッドにした。

今のコービンの恰好は、まだ100%良いとは思わないが、だいぶスーパースターとして、良い恰好をしている気がする。最近は黒いタンクトップを着ている。

前出のコービンの紹介にはないが、アンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトルロイヤル2016年優勝も果たしている。これは年に1度“レッスルマニア”で行われる。

WWE登場時は、主にメキシコのマスクマン、カリストやシン・カラを喧嘩屋のコービンが苛(いじ)めるというスタイルで戦っていたが、“格”もついて、上層部のステファニー・マクマホンの指示で、カートGMに替わって、“ロウ”の臨時GMとして、番組に現れる機会が多くなったのが大きい。

以前は、WWEユニバーサル王座戦で無敵の(王者)ブロック・レスナー―(挑戦者)ブラウン・ストローマンの試合で、どっちが強いのか? 遂にストローマンが勝つのか? という試合でのこと。

臨時GMとして試合前にベルトを掲げると、突然、ストローマンの背後からベルトで頭に一撃を浴びせて、試合開始のリングベル。レスナーのF5を5〜6発受けたストローマンは簡単に敗れた。この辺もコービンは酷いヒールぶりである。

最近のコービンは、ドリュー・マッキンタイアやボビー・ラシュリーとヒールのトリオを組んだりして、3人共、長身だし、パワーもあるので、かなり強いヒール軍団だった。

一方、WWEユニバーサル王座挑戦者決定戦(3WAY戦)で、コービンとマッキンタイアが組むと、最初はもう1人を一緒に攻撃していたが、やはりコービンがマッキンタイアにパンチ。ここから敵対したが、最後はコービンがおいしい所を持っていって勝利。

面白い悪党の面を持っている。将来はWWEの最高位王座ベルトを獲得するのかも。

※本記事は、2020年7月刊行の書籍『アイディア・プロレスコラムDX』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。