考察・選手

5 内藤哲也制御不能と、感動ドキュメンタリー。

2019年1月18日(金)

実況によると、内藤哲也は「制御されることを嫌います。生きたいように生きます」と語っている。『週刊プロレス№1994 1月30日号』のトークを参照。

内藤は新日本で、「IWGPインターコンチネンタル王座を持ったまま、IWGPヘビー級王座に挑戦して2冠という状態になってもいいのではないか?」と話す。「過去にもIWGPインターコンチや、IWGP・USヘビーを巻いたまま、IWGPヘビー級に挑戦したレスラーはいたのだから」と話す。

NEVER無差別級王座を除いて、IWGPヘビー、IWGP・USヘビー、IWGPインターコンチは、それぞれ、違う王座を3人の勝者に分散するというイメージが強かった。内藤がIWGPインターコンチを防衛したあげく、IWGPヘビーに挑戦する場合、相手が「お前もそのIWGPインターコンチを懸けろ」となると、ダブルタイトルマッチになってややこしくなる。

IWGPインターコンチやIWGP・USヘビー、NEVERに至るまで、歴史が作られてしまったから、封印するのはもったいない。私は以前、自分のブログで新日本プロレスはベルトが多すぎると書いたが、作ったベルトをなくすべきか?

昔のようにIWGPヘビー、IWGPタッグ、IWGPジュニアヘビー、IWGPジュニアタッグの4つにするには、後戻りできない。よくよく考えれば、時代も進化するわけだから、今のIWGPインターコンチ、IWGP・USヘビー、NEVERがある方が面白いとも感じられる。

内藤の話に移ろう。私は内藤と同学年で同い年、誕生日も近い、36歳だ。また『週刊プロレス』からだが、内藤は、あまり大晦日や正月にも実家に帰らないらしい。

そういう時期でも食事は普段と同じ。儀式のような物も好きではなく、あまり参加しないようだ。この辺も私と似ている。

内藤も私も制御されることが嫌いなのだろうか? だから、内藤は “制御不能のカリスマ”と呼ばれるのか?

昨年の「プロフェッショナル仕事の流儀プロレスラー・内藤哲也」のHDD(ハードディスクドライブ)に録画したものを見た。プロレスラーの言葉ではありきたりかもしれないが、内藤は「選手が歯を食いしばって立ち上がっていく姿にそういう姿を見て俺も頑張んなきゃなってプロレスに勇気もらうってこういうことなんだな俺もああなりたいな」と語る。

特に「そういう姿を見て俺も頑張んなきゃなって」という所で、私は思わず涙を流した。私もプロレスコラムを書けるように頑張っていこうと思ったのだ。

※本記事は、2020年7月刊行の書籍『アイディア・プロレスコラムDX』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。