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第一部 私と家族と車イス

家族と夫と私

三男が生まれた頃から、みるみるにぎやかに我が家は変化していった。亭主関白の夫はさらに亭主関白に。家事育児も板についてきて、赤ちゃんが増えておんぶして家事なんてのは、皆様同じだろう。

思い返すと核家族であり、共働きであり、三人も養育していかねばならなかった。なのに三男が誕生した年は長男も小学1年生で今しばらくは正社員で仕事するよりも家庭優先に、考えも180度変わっていた時期だった。

今しばらくだけ、今しばらく0歳の三男と小学生の長男のペースに合わせたかった。目標は、いい母だから。私がもし独身だったら、きっと私の時間をしっかり計画を立てて過ごして仕事とプライベートの充実を図ったに違いない。

私の立場は家族の役割の中のさらに妻、母として感じた役割を話している。

実際一人の人間として、役割は様々であり、定義がない母や妻の勝手な私の中の価値観としての目安。

すべて生まれてきて全員に生きている役割から始まり、小さな家族の一員、赤ちゃん、子ども、大人からさらには男女、父母、祖父母、社員、社長などの立場になって知り、学び、活かし、教わり、教えられていることは、全て大切にしていただきたい。私のエピソードからたくさんの愛を学んだ、今の人生観だ。