現在の若い世代は、自分たちの世代を大きく上回る数の高齢者の年金を支えるため、高い比率で保険料を払い続けなければならない。そこには払い続けた保険料と同等の年金を受給できる保証はない。

2022年6月、日本政府は「新しい資本主義」の実行計画と経済財政運営の方針(「骨太の方針」)を閣議決定した。預貯金に偏る個人金融資産を投資に向けさせ、経済の活性化を目指すことを目的とするものである。いわゆる「貯蓄から投資へ」への政策変更である。

このことに先駆けるように、2022年4月から、高等学校家庭科の授業では、新しい学習指導要領に沿って「資産形成」の授業が始まっている。

この新しい学習指導要領では、家庭科の授業で学ぶ金融商品についても明記されており、「預貯金、民間保険」に加え、株式、債券、投資信託等の基本的な金融商品の特徴や資産形成の視点にも触れながら、生涯を見通した経済計画の重要性を学ぶ。

このような世の中の大きな変容の中で、自らの人生をどのように設計していくか。幸せの価値観は人それぞれである。

しかし、懸命に働き、懸命に子供を育て、そして職業人生を全うした後、ゆったりと自分の夢を実現させていきたいと考えるのは多くの人の思いではないだろうか。私自身も、人生の各ステージで夢を抱き、その実現を叶えるべく懸命に走り続けてきたように思う。若い頃は、車等、物欲を満たすことや趣味に没頭することが生きがいだった。

家庭を持ってからは、子供の成長から得る喜びと共に、マイホームの所有が大きな目標になった。年齢を重ねる中で夢や目標も変わっていった。50歳になった時、定年までの10年間の人生計画を立てた。10年後、退職した後に実現させていきたいことを明確にし、それを実現させるために1年刻みの達成目標を設定した。

更には1年ごとの目標達成のためにすべきことを、日々の取り組みに落とし込んでいった。

 

【前回の記事を読む】「人生100年時代」…もう年金・預貯金だけでは生きられない!

※本記事は、2022年9月刊行の書籍『投資マンションが気になったら読む本』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。