第1章 投資マンションとの出会いから購入まで

第3話 これからの人生について考えてみた

退職後の人生で実現したいこと、命を全うするまでの間にやりとげたいことの1つに

「地球人に生まれた以上、全ての大陸に足跡を残す」

という目標を設定した。日本を、そして世界中を旅して回りたい、YouTubeでいろいろな人が動画を配信している。世界各地を旅することが特別なことではなくなったことを感じる。聴覚障害のある知人女性が、たった一人で世界一周の旅を実現させた。彼女の旅の報告を聞きつつ、夢の達成への想いが大きく膨らんでいった。

「健康」「生きがい」、そして「経済力」の3つは、将来の人生設計において、最も大切にしていかなければならないと考えている。特に、「経済力」は、退職までの間に具体的なプランニングの必要性を感じていた。

国はあてにならない。貯蓄や保険の他に、確実な収入源の確保が必要であった。毎月の給料からの貯蓄と退職金のみで蓄えられたものだけでは、無給になった後は、貯蓄は目減りするだけであり、口座残高が減り続けていくのを見続けるのは、精神的にハッピーとは言えない。

「先細っていくのではなく、太くとまでは言わないまでも、お金の心配をしない人生を送りたい」

このためにも、少額でもいいので、安定的な収入源の確保が必要だった。

第4話 なるほど……!!

シンプルな投資マンション経営の仕組み投資マンション販売会社の(株)A社の営業担当の村上氏にお会いしたのは、上司が購入して1年が過ぎた頃だった。彼から聞く投資マンション経営のシステムは、実にシンプルなものであった。

「購入資金を借り入れ、それを元手に物件を購入する。借り入れへの支払いは、貸出した居室への入居者からの家賃で支払っていく」

というものであった。35年ローン。おおよそ1600万円の借入れである。35年後、支払いが完了し、残債がなくなった後は、家賃がそのまま自分の収入になる。借入れへの返済完了は76歳。退職の後、更に16年を要する。