第1章  キアテック心体論

1 気のアートテクニック=キアテック

気の質量

私は気のエネルギーに質量があることを臨床により突き止めました。私たちの体には六つの癖歪みがあります。この六つの癖歪みは、体が地球の重力に影響されるようになった二足歩行による構造的欠陥と言え、生涯この六つの癖歪みが変わることはありません。

体の重心は右前重心、左前重心、右後重心、左後重心の4軸に分けられます。体の歪みは左右と前後の4軸の歪みに、首と骨盤の傾き、上半身と下半身の捻れ、頭蓋と骨盤の前後屈を加えて六つになります。歪みは右半身と左半身にそれぞれあり、左右合計12の歪みが存在します。

体の捻れと前後重心は連動しており、右捻れは前重心前屈、左捻れは後重心後屈となります。六つの歪みとは私たちの体にかかる上からの重力負荷と、重心側の下からの突き上げによる細胞約60兆個の歪みです(細胞の数は37兆2000億個という説もあります)。

重力負荷による体の癖歪みで細胞が潰れてしまっているのですが、そこに気を注入すると正常な丸い細胞に修復されていきます。たとえば右前重心の方は60兆個の細胞の内、右前の15兆個の細胞が気の質量減によって、他の45兆個の細胞よりも微細に潰れています。重心側は気のエネルギーが目減りし、風船がしぼむように気の密度が希薄になるため、体が癖歪み側へと片寄ってしまうのです。

左右合計12の歪みは生まれながらに持っている歪みで、利き足の重心や利き腕とは関連性はありません。気のエネルギーを注入することにより片寄って潰れた細胞に気が補填され、15兆個の細胞の希薄だった気の密度が緻密になり、右前重心側の潰れていた15兆個の細胞が気の補填で膨らみ、骨格バランスが整うのです。

他の45兆個の細胞にも気のエネルギーが補填されることで全身のバランスは整います。また、部分的な各関節の症状も細胞に気を補填することで改善していきます。症状は必ず体の3軸(左右重心左右傾き・上半身捻れ下半身捻れ・前後重心前後屈)、左右合計12の歪みを整えなければ、重心も180度移動しないのです。

人は癖歪みの姿勢を無意識に好む傾向にあるため、重心側は細胞や神経が圧迫されてしびれなどの症状が出やすく、重心側の靴底の方が反対側よりも減ります。母親の胎内にいる胎児の気の波動と生まれたての赤子とでは癖歪みのタイプは変わらないことを、気の波動の臨床により確認しております。

※本記事は、2020年2月刊行の書籍『永遠快気の生き方』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。