次いで朝貢の根幹である国の威風を図るために海禁政策(朝貢交易関係以外の貿易を全て禁止)をとる。ところがいきなり海禁政策をとったために、従来行われていた官貿易や民間貿易も不振に陥ってしまう。これを解決するために三代皇帝永楽帝は、イスラム教徒で官宦(かんがん)であった鄭和 (ていわ)に大遠征航海を命じる。鄭和は大艦隊をもって、七回にわたって東南アジアからインド洋経由アフリカのホルムズやメッカ辺りまで…
戦後の記事一覧
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歴史・地理『忘るべからざることども』【新連載】稲田 寿太郎
他国を脅威として感じにくい?米国と日本の“他国に対する感情の共通点”が多いワケ