【前回の記事を読む】自分から逃げないために。目標実現への近道は一冊の「ノート」

持論8

今日まで2:8という摂理を頭に入れ8側の人たちを理解するために専念し2年が経った。

そして何となく見えてきたことがある。持論6で「この差は何なのか?同じ人なのに?」と述べているが、きっと、人は産まれた時点で考えられる上限や心の強さの上限などが決まっているのではないかと思う。この上限が皆一緒なら個人差はでないだろう。

ましてや自殺してしまう人もでないだろう。個人差もあるし自殺もあるのが現実なので、上限は産まれた時点で決まっているのだと思う。このことを踏まえて考えると、多くの人達の心の上限を把握しなければ上にいくことはできないと思った。

今の世の中は人の世、人が作り上げたルールで成り立っているので上にいけばいくほど多くの人を動かし、多くの人に影響を与えることのできる人間にならなければ上にいく可能性は低くなる。だが無理に人を動かせば人はいつか動かなくなるだろう。なので、できるだけ多くの人たちの心の上限を把握できれば無理をさせすぎないラインでお互いに気持ちよく動けるだろう。

上限と一言で言ってもそれを把握することはかなり難しいことだ。たとえば1人の人間の努力の上限に対しての仕事量、このことだけならまだ簡単だ。このことプラス、この人間の生活レベルに見合う金額、この金額を決めるのは余程利益のある会社でない限り、生活レベルに見合うギリギリの金額であろう。

ここから厄介なのが、人間の欲だ。金額は多ければ多いほどいいと思う金欲、そしてらくして稼げればと思う欲、これが厄介だ。これを解決するには仕事場をいい環境に作ってあげることだと思う。生活レベルのギリギリの金額だとしても、週休2日制や終わりじまいなどが定期的にあれば周りの会社よりは条件のいい方の会社になり多くの8側の上限を超えない可能性が上がり、より多くの人たちが集まるだろう。

例えば週休2日制、終わりじまいで月給20万という条件で考えると月間20~23日労働で、祭日祝日休みがあると、実質19~22日労働になり19日労働の月で1日¥10,526-、22日労働の月で1日¥9,090-になる。初任給では悪くない条件だと思う。

そして1日の仕事のノルマが終われば定時前だろうと帰宅できるというシステムがあったとしたら少しは8側の人達の欲は満たされるのではないかと思う。

[図表1]

この考えは製作業でのみ考えている。この会社利益が出ないのであれば仕事ではないし、会社ではないと思う。利益があるから仕事であり会社になるのだと思う。自分はまだ会社を興していない身なので的を射ているかは分からないが最低でも8側の人たちが気持ちよく働ける環境で「会社利益」をクリアできる仕事を見つけられればこのシステムを実現できるのではないかと今の自分は思っている。

だが自分も人間、このことが実現できたとしても欲に飲まれ、金を追いかけ8側の上限を忘れてしまったらすべてが台無しになるということを忘れない様、心に留めてこれからも精進していきたいと思う。

上にいく為に。