「火の神様はまあわかるとして、水の神様ってなに」

「水の神様は、各地に水天宮といって水の神様をお祀りしている所は沢山あるよ。京都の貴船神社の名前くらいは知っているだろう。桜で有名な吉野には天之水分神様と称えられ祀られている神様もあるよ。お寺に行けば閼伽井あかいといって特別な場所があるし、水そのものに意思があると言って、神様の御名や神社の名を書いた物を置いた処で凍らせると綺麗な結晶になり、馬鹿野郎と言って凍らせると結晶にならないと写真をのせた本を出して、日本だけでなく世界を回っている人もいるよ」

「スの神様、火の神様、水の神様は天の御三体の神様と思っているよ」

「大地の神様ってなに。定義はいろいろあるだろうが簡単に地球を造った神様と思っているよ。チャーチワードという人は、太陽の光、熱だけでは暖まらなくて太陽の矢と地球の矢が出合って暖まると言っているよ。今生きる人は科学、科学で科学以外は信用しないと思うけど」

「風呂でお礼をゆうて何か変わったこととかあるか」

「変わったことというか気がついたことは、遠出をしたり仕事で雨に降ってほしくないときは雨に遭わなくなったと思う。チャンネルを回すということは、一夜漬けでなく日々の暮らしを神様と共に生きるという思い、其の表れとしての風呂でのお礼と思っているよ」

「幽霊を見んようになるだろうか。大丈夫と言い切ることはできんけど、まあ大丈夫だろう。死んでからも苦しむって、恐ろしい世界もあるもんやな」