第三章 免疫力に働きかける

21 「自然治癒」「寝てればいい」と天の声を聞く

オプジーボが受けられるかどうかの検査結果を待っている間、表面に出てきた大きなしこりの痛みとだるさを感じて、「このままどうなってしまうのか」とぼんやり考えていました。

無性に眠たくてウトウトしていると、夢か現実かはわからないのですが、女性でも男性でもない声で、

「自然治癒、自然治癒」

と言うのが聞こえました。

「確かに昔の人は病院なんて行かれなかったから、自分の身に備わっている自然治癒能力に頼るしかなかったのよね。それならどうしたらいいのかしら?」

すると今度は

「寝てればいい、寝てればいい」

とはっきり聞こえました。

寝ることが免疫力を一番高めるのだと、天の声が私に教えてくれているようでした。私はただ泥のように眠り続け、次第に体力を回復していったのです。

また以前から狭心症のような症状があったのですが、二回目の抗がん剤投与の翌日に首がキューンと苦しくなったので、心臓の奥の方の血管二か所にカテーテルを入れて、心肺機能を補助する手術を受けました。

思い返せばそのときもただただ寝たくて、ひたすら眠り続けたら、何事もなかったかのように生気を取り戻しました。

難しいメカニズムはわかりませんが、人間に本来備わっている治癒能力とは、寝ている間に一番高まるのではないかと感じたのでした。

寝ている時間に
 

自然治癒力が
 

高まることを
 

体感。

※本記事は、2019年8月刊行の書籍『がんでは死なない 余命3カ月から生還する心構え』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。