「合法的な薬!? 」

それならば副作用が()く無く、常習性にも陥らない危険ではない、そういった類の薬をAIで設計出来れば、そのような薬を製薬会社がAIで〈研究開発?〉すればよいと思うのだ。それはもう麻薬とは呼ばれない、幸福の薬とでも呼ばれるか?(性的恍惚感)が異常に高まる薬だ。

そして最近氾濫(はんらん)している健康食品のテレビ・コマーシャルのように大々的に宣伝し売り出す、でもその薬も、今度はAIで? ネット上でそのような薬に興味を持っている人間を探し出して、それで販路も開拓し構築する。そして、膨大な量を販売出来れば、多くの人が幸福(・・)になれるというものだ。

開発した製薬会社も利益が上り過ぎて、コロナウイルスのワクチンの研究費にも当てられ、また医学の進歩と人類に多大に寄与もする。

若者たちに、またロック・ミュージシャン達にも、また製薬会社にも、特にそのような事を夢みる者もいるとは思うが、そんな事が近い将来には可能か? ……は精神科医や薬学の専門家でも予測は出来ない。

何年か前には厳しく禁止されていた「ヘア・ヌード写真集」も今では……だから、幸福の薬物は〈極端な例〉だが、この本を製薬会社の研究員の誰かが見ておられて、それでその夢の薬が製品化されたら、僕は製薬会社からコンサルタント料を貰うつもりでいる。

ところで、逆に一般的な精神薬は服用すると性欲は低下するようだ。大体思春期に発症する事の多いそのような病気は性欲と関連していると考えられているからだろうか?