1998年3月20-31日(金-火) 春休み家族旅行記(ロンドン、パリ)

今回の家族滞在期間には、ロンドンで大英博物館、ナショナル・ギャラリー、テート・ギャラリーを見物したあと、パリに行きヴェルサイユ宮殿、ルーブル美術館、オルセー美術館、オランジェリー美術館を回り、ノートルダム大聖堂、コンシェルジェリー(フランス革命時の牢獄)を訪問しました。

上の娘は「(父親のいる)ロンドンに来るよりは日本の方がいい」と言い張っていましたが、マリー・アントワネットと印象派絵画に夢中で、ロンドンの美術館巡りのあと(私のいないところで)「パリに行くのが楽しみ」と言っていました。

下の娘は、姉の美術館巡りに付き合わされるのが不満でしたが、ロンドンに帰ってきてからオックスフォード、ストラットフォード・アポン・エイボンへの一泊旅行で3学期に勉強したばかりのシェークスピアの生家を見学し、コッツウォルド周辺の中世のイギリス農村地帯の景色を見てようやく満足したようです。

家族を日本に残しての単身赴任は妻と私にとっては大変ですが、娘たちにとっては夏休みと春休みで年間1ヵ月海外旅行できるわけで、受験勉強も帰国後の日本の教育制度への適応に悩む気苦労もなく、そんなに悪い物ではないと思い始めています。

娘たちとのコミュニケーションが心配ではありますが、下の娘は私の紀行文を読んでくれているようで、私の示唆を受けて最近日記を付け始め今回のロンドン・パリ旅行についても何か書いていたようです。

「遊んでばかりいて大丈夫か」との皆さんの心配が聞こえてきそうなので、弁解がましくなりますがロンドンでの仕事振りをご説明します。

日本との時差をカバーするのと、私のために東京のスタッフに残業を強いるのは潔しとしないので朝はロンドン時間7時15分頃(東京時間午後4時15分)に出社しています。ロンドン支店のスタッフが出勤してくるまでの時間が一日で最も忙しい時間です。

ロンドンでは上司がいるわけでもなく、付き合い残業はありません。ただフラットに帰っても一人ですので好きなだけ仕事ができる気楽さもあります。

TVディナーを買うMarks&Spencerの食品売場が8時に閉まりますので7時半が1つの目途でしょうか。