本部異動

銀行は異動が頻繁に行われますので、「早くこの部署から抜けたーい」と思っていたら先にチームリーダーが異動になりました。「よーやく忌々しいやつが抜けた」と喜んでいたら、すぐさま自分も異動になりました。この部署に着任してから一年内の出来事です。

そして、上司からまたもや衝撃の言葉が。

「お前、この一年間なかったことにしていい」

そういう人事ってアリでしょうか? もちろん、発令が出て嬉しかったのですが、「そんな簡単に気持ちの整理ができるわけねーだろーが」って怒りに震えました。「今までの仕打ち、本当にひどかったんだから。忘れられないわ」って女々しい気持ちもありました。パワハラ受けてると思ったら、即座に誰かに相談しましょう。抱えちゃダメ。

後悔その四。「次か! 次の部署は期待していいんだな。システム絶対やらないよな」と期待しながら迎えた新天地、上司から

「情報システムを担当してもらう」

もう笑っちゃうしかありません。

「本当に人の話を聞かないね、この銀行」

けれど、その部署は前部署と異なり、人間関係には全く困りませんでした。本当に同じ銀行かと思えるほど人種が違うのです。皆さん親切でした。

そして、システムがよくわからなくても、外部業者の方が常駐しており、わからないことがあれば聞く、システム開発ができなければ依頼することができたのです。システムの仕事は続くことになっても職場環境は天と地の違いがあり、転職活動は中止することにしました。二度目の異動でもシステム担当になるのなら、その瞬間にシステム人材になっていることを悟り、転職しておくべきでした。

後悔その五。銀行には第一選抜と言われる昇格時期があります。私がその時期を迎えた時、「こりゃあ無理だな。何も結果出してないし」と思ったものです。昇格できないのを見届けてから転職しようと決めていました。今度こそシステムから離れるつもりで。しかし、昇格してしまったのです。なぜ? 聞かずとも上司は教えてくれました。

「お前はポテンシャル」

成果がなくても今後の活躍に期待されて昇格することがあるのです。摩訶不思議な人事です。この時私は昇格の理由はよくわからないまま無邪気に「やったー」と喜んでしまいました。収入が増えたので「システムは不本意だけど、今後離れられるかもしれないし、この銀行に残ろう」と判断したのです。間違いでした。