当然のように相手はいきなりの、それもメールでの告白にビックリしており、戸惑いを与えてしまったが、当時はそれすら気づかなかった(それだけ恋愛経験が浅かった)。

それまでも片思いは多々あったが、告白する勇気などなく、誰かと付き合ったら目立っていじめられるのではないかという心の内があり、勇気を出して告白など、とてもじゃないが考えられない状況だった。

こうして、大学でも恋愛をすることなく、社会人へと突入することになる。しかし、この大学5年間で私は自分の特性を知り、精神的、肉体的にも強くなったと思う。

また、人を信じることができるようになったのも大きかった。入学したときはいじめに怯え、人の優しさを受け取ることができず、高校で家に籠る道を選んだことで毎日大学へ通う体力もなかった私が、最後の2年間はほとんど休むことなく大学へ通い、社会人になるための体力を戻し、一言二言の悪口ではびくともしないようになったのは、大きな成長だった。

また、大学生活の最後の2年は仲間にも恵まれ、私の精神面はどんどん良くなっていった。数人だが、今でも親交があるかけがえのない友人がいることも、大学に行って良いことだった。

大学では自分の時間も多かった。特に、3~4年生で就職活動という現実を突きつけられ、真剣に考え始めてからの2年間は自分を分析し、見つめなおし、将来に繋ぐ非常に重要な時期だった。

この5年間で先への危機感を持てるようになり、自分の将来を考える癖が付いたことが、現在までずっと続いていると言える。

人よりは遅いが、まだ背中を追っていけるだけの時間は残されている。