グラジオラスの稚き葉なみに りてくる静けき風はいづこよりともなし

 

病院めぐり夜深く鳴きいづる 蛙を聞けば病みて久しき

 

病もちて冬より臥せりぬ麦の穂の 黄に熟るるを見つヽ嘆かゆ

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。