新たな挑戦のために今できること

今、地方の小さな町では、超少子高齢化による人口減少のため、すべての産業の担い手不足と職場の減少とともに、地方自治組織の崩壊が始まっている。

原因は過度な人材の不足により、高度な教育の停滞にある。豊かさや幸せの定義を探求し、見出し、実際に行動に移す実行力と実施スキルが無いのである。無いのであれば、その知識を所持している先生に頼る他はなく、学びと実行、研究を繰り返せばよいのである。

先生といっても、学校の教師を示すのではなく、経営経済の先生・文化芸術の先生・自然環境の先生・語学国学の先生のことである。その地域や企業に適した人材を送り込むことは様々な波紋を呼ぶことになるだろう。競争原理を生み出したり、多様な感性を生み出したり、逆に貝殻のように閉ざすこともあるだろう。

しかし、今対策を練らなければ町は衰退していく一方である。東京一極集中といわれ、地方創生が叫ばれて久しいが、さらにネガティブな地方再生がいわれ始めた。地方の衰退の諸悪の根源は「人間が成長を望むときの環境が整っていないこと」にあると考える。逆説的に言えば、かなり辛辣となるが、「成長を望まない人たちがそこを支えている」または「変革を望まない人たちの集団」ではないだろうか。

当然、成長環境を整えようとしている人もいる。人は生まれながらにして、個という特性があり、パーソナリティを活かした職業に就くことが望ましい。特徴を生かした職業選択のために、幼児教育は極めて重要である。子どもたちが一定の年齢に達したとき、自分の進むべき道を自己決定することができる環境作りが必要である。