まなこ病む妹かなしたどたどと大き字にて手紙呉れにし

何一つなすべきわざの無き吾は唯ねころびて休日過す

徒らに心焦りて疲れはてすべもすべなみ寝に入る吾は

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。