「昨年にも増して頑張って、成果を出して、会社も利益が出たにもかかわらず、我々の報酬が下がるのはどうしてだ。納得できない!」

表立ってではありませんでしたが、主力メンバーからの強烈な突き上げを食らって、結局「前年並みの給与を支給することになった」と記憶しています。

日系大手企業で働く知人の話によると、やはり、この頃に人事制度の見直しがあります。

それまで、ばらつきのあった管理職の基本給が統一された結果、年配管理職の年収が、大きく減ってしまいました。この仕組みは、後に、大量定年を迎える団塊世代の、人件費削減を兼ねた制度としても、うまく機能したようです。

以前在籍した会社の仲間からも、同様の話が舞い込んできます。当時の会社も、同じ頃成果主義に移行した結果、役職者の年収が、いきなり大幅に下がったのです。