しかし、そうは言っても、生命エネルギーを供給しているのは、どこにあるかもわからない宇宙の発電所です。いったい、どうやって取り入れたらいいのでしょう?

実は、いつも何気なく使っているこの声が、私たちの生命エネルギーを充電するための道具でもあるのです。

まだ科学技術も医療もなかった太古の時代には、シャーマンと言われる人が、声を出して祈祷することで、その年の豊作を祈り、雨乞い、晴れ乞いをしたり、病気の人の回復、国の安泰を祈願したと言われています。

また、キリスト教では賛美歌を歌い、仏教ではお経を唱え、神道では祝詞(のりと)をあげるというように、「声」は人智を超えた神、宇宙の存在につながる道具として使われてきました。

おそらく、ある精神統一した状態で声を出すことによって、宇宙の大元の発電所に電源プラグを差し込むことができるということを、太古の人は本能的に知っていたのだと思います。

これはすなわち、私たちが、より人生を好転させていくために必要な生命エネルギーを、「声」という、神様が与えてくださった神秘の道具を使うことで、私たちの体に充電できるということなのです。言い換えれば、「声」は、宇宙からの生命エネルギーと、私たちの体という物体(Mass)とをつなぐ役割ができる――ということです。

しかし、ただ声を出せばいいというのではなく、声を出すときの内面の状態が鍵となってくるのです。内面のエネルギーの波動が細やかで高い周波数であれば、宇宙の発電所と共振共鳴できますが、波動が荒くて低い周波数では、共振共鳴することができません。

したがって、日々、自分自身の内面のエネルギーの周波数が高い次元の周波数になるように、生き方、あり方、思い方を変えていくことが大事になってきます。

宇宙の大元の発電所に共振共鳴できるように、自分の内面のエネルギーの波動を上げていくことで、いつでも生命エネルギーを充電することができ、新しい生き方へと変わっていくことができるのです。