人類滅亡のリスクと回避

人口増加

人口を自然環境に区分しています。
この宇宙船地球号の限られた世界で支えることのできる人口には限りがあります。

現在の世界人口は75億人をいくらか上回っているくらいですが、この数については、地球が支えられる人口数に接近しているか、もしかすると既に到達しているという見方もあるようです。

すなわち、地球が支えることができ、人類が豊かで幸せに暮らすことができる適正人口数の上限はどの程度か、という問題が存在していることになります。

この問題の解を得るためには、人類に利用可能な食料を含む資源量とそれが支えることができる最大人口数を求めた上で、例えば、その85%/80%を安全最大人口数とし、さらに諸々の視点を勘案して安全最大人口数に調整を加え、適正人口数の上限を把握する、というような方式が考えられます。

この方式を仮の数字を使って算術的に表現しますと、下記のようになります。

[図1]適正人口数の上限

このように、適正人口数上限は理屈の上では、設例Aや設例Bのように、色々と求めることができますが、この方式には2つの大きな困難が伴います。その1つは、人類に利用可能な資源量の見定め方と、後の1つは、人口数を把握した適正人口数上限内にどのようにして収めるのかということです。