冬されば 中津蘆原。黄葉葉は 白うなるまでいろ褪せにけり

十二月
十四日

 

巨(おほいな)る 信天翁といへど きはまりて 濤のうへに降る地の涯にゐ寝る

十二月
十四日

 

暗黒を 白み来たれり、よどのうへの 奥底ひよりかぎろひぬらむ

十二月
十五日

※本記事は、2019年10月刊行の書籍『淀川。よ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。