当センターでも早くからこの方法を取り入れようとしてきましたが、いろいろな事情や様々な障壁のために実現化に至りませんでした。しかし、ウェブ技術の進歩や高速化に加え、東京女子医大全体のIT政策の方針が決まりつつあることもあって、2012年9月から上記のシステムを稼働させることになりました。

今までは、まず受け付け→診察→検査→会計、検査結果は次回の診察時、が普通でしたが、これからは再診の患者さんの多くは、受け付け→まず検査→結果が出るまで少しお待ちいただく→診察→会計、という順が基本になります。

検査結果が出るまでの時間は今のところ40分ぐらいですが、今後の運用状況では前後する可能性があります。検査の中には結果が出るまで数日間がかかるものもあり、その日の結果が出る項目は限られます。

また今のところ検査器の効率などから、再診の患者さんの全員の結果をリアルタイムで出すことは無理のようで、まずは緊急性の高い患者さんから順次この方法に移行していく予定にしています。

全体として待ち時間自体はやや長くなる可能性がありますが、その日の検査結果を知り、適切な医療が行えるような環境づくりを進めたいと思っておりますので、患者の皆様のご理解をお願い申し上げます。

この新しい方法は、当センターの本部(河田町)では実施中ですが、分室(西新宿NSビル)では現在計画中です。できるだけ早い時期に分室でも実施できる体制を整えたいと考えております。それまでの間、よろしくご理解をお願いいたします。

10月は秋の快い季節ですが、季節の変わり目でもあります。薄着しすぎて風邪を召されませんようご注意ください。