2.運動不足に注意を。寒い季節は戸外で楽しむ機会も減りますし、何かと億劫になり外出しなかったりすると運動不足になります。体を動かさないと筋肉は確実に衰えますが、関節炎のある人の場合は筋肉が萎縮すると関節の負担が大きくなって関節痛が強まることにつながります。

一方で生活習慣病を持つ人にとって運動不足は肥満の元凶です。体を動かさずに食べたり飲んだりの生活は一番避けたい状況です。寒い時期はウォーキングしてもそんなに汗をかかないので、好都合かもしれません。木枯らしの中を元気に歩いてみるのも楽しいことだと思います。何か新しい発見があるかもしれませんね。

3.患部の保温は大切。関節炎で変形のある人は軟骨が傷んでいて寒い時期には痛みます。寒い部屋で寝ていると暖かい布団から出ている部分が痛んだりします。肩から上腕にかけての痛みは冷えによることもあります。

肩にショールを羽織るなど、暖かくしてお休みになることを勧めます。膠原病でレイノー現象がよく起こる人の場合、寒い時期は要注意。体全体の保温に努め、外出時には手袋をはめ、手洗いは温水でお願いします。

「冬来たりなば春遠からじ」、3月はそんな気分にさせる月でもあります。陽春の陽光を楽しみにして、ご自愛をお願いいたします。

※本記事は、2019年1月刊行の書籍『リウマチ歳時記』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。