▼会話のない独り身男性が女性の約3倍

内閣府が60歳以上の高齢者男女の親しい友人の保有率を、日本、米国、ドイツ、スウェーデンの4カ国で比較調査しました(2015年)。その結果、日本以外の他の3カ国の男女では、「同性・異性の両方の友人がいる人」が40パーセント以上なのに、日本の男性で約20パーセント、女性で約10パーセントと最も少なかったのです。

女性では、友人の大半が同性で、他国の女性より際立って「同性・異性の両方の友人がいる人」が少なく、男性では、「友人がいない」比率がこれまでの報告通り他国の2倍前後と顕著でした。

さらに孤独に関する性差を独り身生活者の会話頻度で調べると、会話が2週間に1回以下という頻度は、独り身の女性の場合は5.2パーセントでしたが、独り身の男性の場合、その3倍近い15パーセントという高い水準でした(国立社会保障・人口問題研究所、2018年)。男性の方が、会話頻度が少なく、社会集団の中で独り取り残されている度合いが強いのです。

※本記事は、2020年1月刊行の書籍『ストップthe熟年離婚』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。