第四章 歩き方と靴

かかと歩きをしよう

立つということに対して、人間は、どんな方向に進化していけばいいのか、そんなつまらんことを常に考えている。膝(ひざ)を曲げて歩くという動作自体が膝をひねっている。山道を歩くときと違って、街中は平坦ですけんね。そこを、膝を曲げて歩く必要はない。ところが街では、膝を曲げて歩いている人が目立つ。幅広靴のような、かかとで歩けない履きやすい靴の影響だ。すり足の人は、かかとに発達障害が起きている。かかとをちゃんと使って歩くことで、 かかとが長くなり、安定性が増すのだ。