終わりにしたい日 ――離婚後――

5%オフ

うつの私は買い物が苦手、商品が決められない。

結局、疲れて何も買えず帰る日も多かった。

今は、節約しなければと思うと余計に買い物ができない。

そうだ、5%オフなら少しは気が楽になるかも。

ソワソワと出掛ける。だが、決められない。

カゴに入れたり、戻したり、そんな事を繰り返す。

もし、万引きGメンが見ていたら「盗るのか、盗るのか、盗らんのかい!」

お仕事の邪魔してごめんなさい。

 

追伸

値引きシールの商品、消費期限、賞味期限に近い値引き食品など買いだめし、冷蔵庫、冷凍庫へ。でも私の胃腸は問題なし。

オバサンが子供の頃には、痛んでいるか、痛んでいないのかの判断は食品のにおい。

母親の鼻にかかっていた。

そして、痛んでいた時は、正露丸を飲まされ、お腹の痛みと戦ったものです。 

 

重要なお知らせ

離婚してから、やけに重要なお知らせが多い。

離婚前は元夫に渡すだけで良かったが、

今は自分で解決しなければならない。

日により、頭の回転率が違う私、

読んで理解し納得するには、とてつもない時間と辛抱がいる。

なるべく重要なお知らせは見なかった事にする。

開封するのには起爆剤が必要で、テーブルの上の封書を睨む。

睨んでもどうしようもないので、

目が吊り上がる位、髪をキリッと結び直す。

 

追伸

私にとっての重要事項は、ガソリンの残量、

節電、節水、節灯油(冬は節灯油のため、スキーウェアを室内で着用)食費削減。

そして最大重要事項は通帳の残高。 

 

燃えるゴミの日

部屋のあちらこちらに溜まっていく紙の束。

分類しても分類できない紙の束も高く積もっていく。

本当に捨てていいのか、もしかしたら後で必要になったらと思うと手が止まる。

そして、疲れ果て部屋の中を見渡すと前より紙の束が増えているように見えた。

要は紙の束を部屋の隅から隅に移動しただけ。

オバサンは自分が可愛そうになった。

 

追伸

結婚式のアルバム、元夫の笑顔が映った家族写真

なんの抵抗もなく燃えるゴミの日に出そうと思った。

だが、子供たちはやはり家族写真を残してほしいかも。

今のように、携帯電話に保存などない時代。

 

私がこの家を出ていくときの荷物にも限界がある。

新しい家族は見たくもないだろう思い出が、私が捨てたように

燃えるゴミの日に、山のように捨てられるだろう。